Play fashion! for ALL スタンダードを、変えていこう、広げていこう。

PROJECT

CASE #01

わたしに寄り添う
入院パジャマ

着るのがラクチン、おまけにかわいい。
入退院を繰り返す私に寄り添ってくれる、
機能的でオシャレなこだわりパジャマ。

  • アダストリア
    ゼネラルサポート / 高崎

    小林 美佳

  • 病院で過ごす服装は、今のままで本当に快適?

    自由に外出できず、長い時間をベッドの上で過ごす入院生活。
    その間、最も肌に触れているのが入院着のパジャマです。

    「入院中だけのことだから」
    「治療することが最優先だから」
    「だから、ちょっとぐらい着心地が悪くてもしょうがない」
    そんな風に考えている人が意外と多いことに気づきました。

    でも、果たしてそれでいいのでしょうか。

    毎日着るものだからこそ、もっと快適であるべきだし、毎日着るものだからこそ、オシャレだって楽しみたいもの。

    だから私たちは、長いときには数ヶ月の入院を要するという膠原病(こうげんびょう)を発病して約10年の小林さんと一緒に、入院中の悩みをとことん解消したパジャマを制作しました。

オシャレで機能的なブルー。スナップボタンで着脱もスムーズ。

春〜秋にちょうどいい質感の生地に、カジュアルで上品なデザイン。ワンタッチでパチンと留められるスナップボタンは、握力に自信がないと話す小林さんでも使いやすい仕様になっています。トレンドを抑えた爽やかなブルーは、血液など濃い色合いの汚れが付着しても目立ちづらいというメリットも。

手を洗うとき、いちいち袖口をまくるのは結構面倒。点滴や注射などの機会が多い入院中となれば尚更です。だから、袖口にロールアップ式のベルトをプラス。しっかり留められるからずり落ちてくる心配もないし、ちょっと暑いと感じたときの体温調整にも便利です。

  • パンツの裾にはギャザーを効かせて。おしゃれにこだわりつつ、「脱いでも裾が床につかない」「めくれ上がらないから足下が冷えづらい」「裾が広がらないから足下がよく見える」といった機能性も重視しました。ウエストのゴム部分はかたすぎず、ゆるすぎずのちょうどいいバランスを追求。締め付け感のない履き心地で、長時間快適です。

機能性にこだわった結果、おしゃれも着心地もバツグンに。

パンツのこだわりは内側にも。両手で持ち上げやすい位置にループを取り付け。ここを引っ張ったり、下げたりするだけで従来よりもラクに着脱できます。最低限の動作で済む上に、裾のギャザーがずり落ちるのをしっかりと防いでくれるから、快適&時短のダブル効果に。

セットアップ感覚で、気軽に体温調整。

  • セットアップ
  • セットアップ+羽織

冷暖房などによる寒暖差が激しい場所でも快適に過ごせる羽織付き。トップス・パンツと同じ生地だから、セットアップとしてのかわいさもバッチリです。大きめポケットがついていて、スマートフォンや診察券など、大事な身の回り品を入れて出歩くのにもピッタリ。&時短のダブル効果に。

必要なアイテムをすべて収納可。いざというときに役立つ大きめポーチ。

  • 入院は「思いがけず急に!」というケースも決して少なくありません。そんなときのために、タオルやパジャマなど、最低限の荷物を入れて備えられる入院用ポーチも付けました。 これひとつあれば、ひとまず準備完了。病院内のちょっとした移動にも便利です。

COMMENT

  • アダストリア
    ゼネラルサポート / 高崎

    小林 美佳

  • 私の悩みは、私「だけ」の悩みじゃなかった。
    だからこそ、一人でも多くの人に伝わってほしい。

今までは、入院時に着る服装に対して何か不都合があっても、「こういうものだから仕方ない」と、クリップで留めるなど自分なりに工夫して過ごしてきました。しかし、今回のプロジェクトを通じて、私と同じように障がいや病気と付き合いながら生活している人たちとファッションについて話し合ったところ、「悩んでいるのは私だけじゃないんだ」と気づいたんです。どうすれば悩みを解決できるかみんなで話し合い、完成したのが最終的な「わたしに寄り添う入院パジャマ」。かわいくて、便利で、着るのが楽しみなんです。きっと、このパジャマ必要としている人が他にもいるはず。入院生活にもっとファッションを取り入れたい方や、日々のちょっとした動作に悩んでいる方がいたら、ぜひ試してもらいたいですね。

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